リサイクル・マガジン

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泡沫浮選

泡沫浮選法は、微粉砕した鉱石を懸濁したパルプ中に浮選剤を添加して空気を吹き込み、大量の気泡を発生させます。気泡に目的鉱物粒子のみが選択的に付着し、上昇し、パルプ表面に泡沫を形成します。その泡沫を回収して目的鉱物を選別します。比重差が小さい場合でも有効であり、非金属鉱物にも適用されます。環境負荷が小さいため、現在では主流の選鉱法の一つとなっています。

泡沫浮選法の特徴は、比重差が小さい場合でも有効であることです。また、非金属鉱物にも適用されるため、幅広い鉱物に対応できます。さらに、環境負荷が小さいため、現在では主流の選鉱法の一つとなっています。

留意点としては、泡沫浮選法は、微粉砕した鉱石を懸濁したパルプ中に浮選剤を添加するため、微粉砕工程が必要であることです。また、浮選剤の種類や添加量によっては、処理水中に残留することがあります。